雑木の庭から
 
 

日本人 は古来より、四季の移ろいを敏感に感じ、
心に留め、絵や歌に表現してきました。



自然は刻々と移っていきます。
風の冷たい季節から、木々は蕾を付けて、
やがて花が開く。



咲く花は次々と代わり、若葉が茂ってくる。



夏には鬱蒼としていた木々が、初秋には勢いも止まり、
紅葉し、枯葉となって散っていきます。



その根元では、小さな草花が、四季折々を彩っています。
そのけなげさ、しかし、しっかりと種を作り蒔き、
最後には草紅葉となり枯れていく。
鳥や虫達が交代で現れては去ってゆく。



そうした自然の恵みや美しさをみなさんと共に味わい、
大切にしていきたいものです。